医師がイラストレーションを学ぶ意義by shusuke2020年10月7日2020年10月10日 どうもこんにちは、松本です!このページでは、医療従事者、特に医師がイラストレーションを学ぶことによってどんなメリットがもたらされるかを考えてみたいと思います。医師が絵を描く、といえばなかなかピンとこない人も来ない先生方もいるかもしれませんが、絵を学ぶメリットはとても大きなものになります。主なメリットとしては以下の通りです!・特に手術を行う診療科の医師の場合、術前に自らが担当した症例の病変等をイラストとしてまとめることで、担当した手術の症例の要点をあらかじめ整理することができ、術時のパフォーマンス向上に役立てることができます。また、イラストであれば、院外に持ち出すことも可能なので、家に帰った後や病院の外でも見直して、担当症例の予習が可能です。・また術後にも、手術内容の中で特に重要な点(苦戦を強いられた点、他症例と比して特徴的であった点、反省すべき点など)を中心にイラストとして描くことで、術者自身が手術から得られた学びを記録し、今後に役立てることができます。それのみならず、残したイラストを医学生・研修医・後輩に見せることで、手術の要点をまとめた視覚的にわかりやすい教育ツールとして用いることができ、医学教育の効果を高めることにも役立ちます。・症例発表・学会発表において、自分の描いたイラストを用いることで、より分かりやすく、自らが経験した症例の要点や学びを他者に共有することができる。描いた絵は院外にも持ち出せるので、院外の医師とのディスカッションをすることも可能です。・若手医師であっても、イラストとして症例を記録し蓄積することで医師としての成長を実感することができます。また、術前に描いたイラストを上級医に見せることで、手術で気を付けるべき点、見落としがちな点についてあらかじめフィードバックを得ることも可能です。特に現在では、術中に撮影したビデオの一部分、あるいはビデオから抽出した静止画を電子カルテに貼り付けて済まされているケースがほとんどです。しかし、術中ビデオでは、情報量があまりにも多く、あとから見返した時に、手術から得るべき学びとは何だったのかが分かりにくいケースが多いのではないかと考えます。私自身も臨床実習で、カンファでの発表に備えて担当症例の電子カルテを見ていた時、手術記録に添付されている写真を見ても何が重要なのかさっぱりわからないな、と感じたことがありました。手術を行う医師がイラストレーションの技術を学び手術記録として生かすことで、術者自身のパフォーマンス向上、医学教育の効率上昇、分かりやすい他者への情報伝達手段…など、様々なメリットがもたらされると考えます。さあ、あなたもメディカルイラストレーションを学んでみましょう!現在、医師がイラストレーションを学ぶためのサービスを構想しており、モニターを募集しています。興味のある方はぜひ松本へご連絡ください!! コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目ですコメント 名前 * メール * サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。